長時間労働の要因 その9:自発的長時間労働者からの負の外部効果2019.10.20 23:42長時間労働の要因の続きです。DPに挙げられていた要因は今回が最後になります。前回のその8は「雇用調整のためのバッファー確保」でした。次は「自発的長時間労働者からの負の外部効果」です。自発的長時間労働者からの負の外部効果第四の非自発的要因は、自発的長時間労働者の存在によるマイナスの...
長時間労働の要因 その8:雇用調整のためのバッファー確保2019.10.20 12:25長時間労働の要因の続きです。前回は「職務の不明確さと企業内コーディネーションによる負担」でした。次は「雇用調整のためのバッファー確保」です。雇用調整のためのバッファー確保第三の非自発的長時間労働の要因は企業の雇用調整のバッファー確保のための長時間労働である。日本の雇用調整をやはり...
長時間労働の要因 その7:職務の不明確さと企業内コーディネーションによる負担2019.10.18 23:35長時間労働の要因の続きです。前回のその6は「市場の失敗」でした。次は「職務の不明確さと企業内コーディネーションによる負担」です。職務の不明確さと企業内コーディネーションによる負担次に、労働市場から企業内の働き方に目を向けてみよう。第二の自発的長時間労働の要因は、職務の不明確さ、企...
長時間労働の要因 その6:市場の失敗2019.10.18 10:45長時間労働の要因の続きです。前回のその5は「プロフェッショナリズム」でした。今回からは非自発的な要因になります。まず「市場の失敗」が挙げられています。説明がそこそこ長いですね。市場の失敗次に、労働者が自分の希望に反して長時間労働を選択している場合を考えよう。まず、古典的かつ典型的...
長時間労働の要因 その5:プロフェッショナリズム2019.10.16 02:42長時間労働の要因の続きです。前回のその4は「人的資本の回収」でした。次は「プロフェッショナリズム」が挙げられています。(自発的な要因はこれが最後です)プロフェッショナリズム第五の自発的要因は、プロフェッショナリズム(専門職としてのプロ意識)からくる労働規範である。プロとして一定水...
長時間労働の要因 その4:人的資本の回収2019.10.14 07:28長時間労働の要因の続きです。前回のその3は「出世願望」でした。次は「人的資本の回収」が挙げられています。人的資本の回収第四の自発的要因は、人的投資の回収を意図した長時間労働である。例えば、ある仕事に就くに当たって必要な教育、訓練、資格取得に多大なコストをつぎ込んだ場合、それに見合...
長時間労働の要因 その3:出世願望2019.10.12 03:12長時間労働の要因の続きです。前回のその2は「金銭インセンティブ」でした。次は「出世願望」が挙げられています。出世願望第三の自発的要因は、評価や昇進機会を高めるための長時間労働である。金銭インセンティブが長時間労働で現在の所得を高めようとするのに対し、評価や昇進機会の高まりは将来の...
長時間労働の要因 その2:金銭インセンティブ2019.10.09 05:23長時間労働の要因の続きです。前回のその1は「仕事中毒」でした。次は「金銭インセンティブ」が挙げられています。金銭インセンティブ第二の自発的要因は金銭インセンティブである。つまり、時間外労働を増やすことにより残業代を含めた自らの所得を増加させることを目的とする場合である。所定外労働...
長時間労働の要因 その1:仕事中毒2019.10.08 11:01それでは、前回見たディスカッションペーパーから長時間労働の要因をひとつずつ見ていきます。自発的長時間労働の要因として最初に挙がっているのが、仕事中毒まず、「自発的」長時間労働の要因としては、仕事中毒(ワーカホリック)が挙げられる。つまり、仕事が純粋に好きで長時間労働をまったく厭わ...
医師の働き方改革に関する検討会 報告書の概要Part.22019.10.04 00:43Part.1はポンチ絵とその中の冒頭1項目のお話でした。このペースで進むとどうなることやら。さて、Part.2です。とりあえず医師が長時間労働でやばいということなので、何が長時間を生んでいるのか、その要因について見ていきたいと思います。参考になりそうな情報として、独立行政法人経済...
医師の働き方改革に関する検討会 報告書の概要 Part.12019.10.02 05:36それでは、医師の働き方改革の現状を押さえていくために、検討会の報告書を順に追っていきたいと思います。資料としては概要と本文の2つがあります。まずは大づかみしていければと思いますので、概要資料から見ていこうと思います。