長時間労働の要因 その1:仕事中毒

それでは、前回見たディスカッションペーパーから

長時間労働の要因をひとつずつ見ていきます。


自発的長時間労働の要因として最初に挙がっているのが、


仕事中毒

まず、「自発的」長時間労働の要因としては、仕事中毒(ワーカホリック)が挙げられる。
つまり、仕事が純粋に好きで長時間労働をまったく厭わない、喜んで長時間労働を選択し
ているという状況である。これは、アルコールやたばこ中毒と同様、自分の健康に害を与

えると分かっていてもなかなか止めることができないという側面も持つ。いずれにせよ、

仕事中毒の場合、何かの見返りを求めて長時間労働を行っているのではないことに留意す

る必要がある。


自分にもそんな時期がありました。

外資系コンサルに転職して数年、こんな感じだったと思います。


健康に気を遣ってくれる人がいても、その声は耳に入ってきませんでした。


「だってこれまでできなかった新しいことに取り組むのが楽しいんだもん。」

「そうやって結果を出すとさらに楽しいんだもん。」


仕事を最優先に位置付けて過ごした数年、

そこで得られた知識やスキルは確かに大きかったと思います。

(企業相手の仕事ですらこうなので、医師の世界だと相当なものなんでしょうね)


ただ、気がついた時には、身体にも精神にも結構ガタが来てしまっていました。

それが回復するまで、生きていくためのこなす仕事をゆるゆるとしながら

結構な時間を要しました。


何かのきっかけで脱することができた人もいれば、

身体や精神を病んでしまう人もいます。


まさに中毒。

医師の働き方改革を考える

このブログは、過酷な労働環境にある医師の働き方改革に関する情報を追っていくページです。 「医師の働き方改革に関する検討会の報告書」を読み解いていきつつ、関連情報を随時考察していきます。

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