長時間労働の要因の続きです。前回のその1は「仕事中毒」でした。
次は「金銭インセンティブ」が挙げられています。
金銭インセンティブ
第二の自発的要因は金銭インセンティブである。つまり、時間外労働を増やすことにより残業代を含めた自らの所得を増加させることを目的とする場合である。所定外労働については割増賃金率が適用されるため、この仕組みが金銭インセンティブを増長している可能性は否定しにくい。もちろん、通常の労働者のように労働と余暇のトレードオフから最適な労働供給を決定していると仮定すれば、余暇の減少は長時間労働の歯止めになるはずである。しかし、ライフスタイルとして余暇そのものよりも、旺盛な消費意欲を充足させたいといった「消費主義」が強ければ、金銭インセンティブは強まるであろう。また、余暇をを重視する場合でも、長い余暇を楽しむためにはそれなりに所得は必要という立場に立てば、労働供給において余暇と所得は代替的という通常の仮定は成立せず、むしろ、余暇と所得は代替的となる。その場合、やはり、所得増加のために長時間労働を行うという金銭インセンティブが強くなる。
要は残業代目当てに残るということですね。
自分が少し勤務したことがある地方自治体役所では、
たびたび「生活残業」なる言葉を耳にしました。
たいした仕事が無くても、お金を稼ぐために遅くまで残る人達がいるわけです。
日中からゆるゆると仕事をして、そのまま夜までゆるゆると。
医師が稼ぐなら割の良いバイトをやればいいわけで、
まあこんなのに当てはまるケースは少ないでしょう。
(給料が安いと噂の公立病院で常勤されていると、また違ったりするんでしょうか)
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